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中学受験国語対策

受験2カ月前!合格を勝ち取るためのスケジュール

受験まで約2カ月。
この間にすべきことを多くの指導実績からまとめてみました。
基本的には現在教えている国語ベースになりますし、個人差はもちろんあると思いますが、何かしらご参考になれば幸いです。

中学受験では、受験者数が少ないため偏差値が高校受験とは異なります。一応の目安として、首都圏模試で発表している偏差値をご参考にして下さい。

受験までの2カ月でやること 志望校偏差値70以上編

苦手な部分を0にする

不安のある部分だけを集中的に解きまくる

満点が取れるレベルの子を含む、合格圏内にいる子が多数集まるので、この時期はいかに「1点たりとも落とさないか」にフォーカスすることが大事です。

このレベルにいるならば、この時期には、安定して点が取れる問題と不安がある問題の傾向が明確になっていることと思います。

安定して点が取れる問題はこの先も安定して点が取れるはずなので、不安のある問題(たとえば国語なら科学系の論説文といった具合)だけを集中的に解くようにし、自分の傾向を完全に把握することで得点につながるようなトレーニングがおすすめです。

少しレベルが上の学校の過去問を解く

塾頼みにせず自力で似た問題を多数解く

中高一貫なら中高一貫、私立男子なら私立男子、高校なら公立高校など、志望校と同じカテゴリーの全国の学校の問題に目を通してみると、傾向として似ている問題を出すところが見つかると思います。
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できれば2校ほどピックアップし、過去10年さかのぼって解くと大変力がつきます。
(実際にこの方法で、確率の高い時には、入試問題の4割近くが練習した問題と合致したこともあります。)

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自分で問題を作り採点する

出題者観点を持つ

先述の、他校の問題をピックアップしたら、自分で問題とその解答を作ってみます。
出題者ならどこをどのように問いかけるか、といった観点で問題を解く力が短期間で身につきますので、ハイレベルな学校を受験する子にとっては最も効率よいトレーニングとして一番お勧めする方法です。

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受験までの2カ月でやること 志望校偏差値60~65前後編

過去引っかかった問題の総復習

勘違いしやすいところは?自分の傾向を把握

このレベルの子たちは、私がみてきた限り、難しい問題を解くことができる能力がある一方で、なんでこんな簡単な問題を?というところでひっかかってしまったり、出来る時と出来ない時の波があったりすることが多いように思います。
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これまで、模試や志望校の過去問、塾で取り上げられた問題、自分で買った問題集などさまざな問題に取り組んできたと思いますが、それらのうち間違ったところだけを全て、再度一通り解き直してみて下さい。
解けなかった問題だけ残し、一週間後にまた解き直しをします。国語の場合は特に、なぜそれが正解になるのかを自分で説明できるところまでやるのがベストです。

時間配分を徹底的に身につける

苦手な問題は切り捨てる覚悟を

この時期から新たなことを覚えたり、苦手なところを克服しようとしてそこに注力し他がおろそかになるよりも、まずは得点できるはずのところは確実に得点するための戦略を優先させることをおすすめします。
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特に試験の時間配分と解く順番、切り捨てる問題の判断を速くすることが大切です。
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志望校の過去問を過去5年ほど解くことで、大まかな出題傾向はつかめると思います(年度によってガラッと変わることもまれにあるので要注意)。
問1は3分、問2は4分…といったように、解く時間配分を決め、その時間で解くトレーニングを何度も繰り返します。
(当日の試験時間より少なめに設定。たとえば60分だったら、50分で設定し、各設問ごとに時間を配分します。)


受験までの2カ月でやること 志望校偏差値50~55前後編

絶対に点が取れる部分を強化

ミスをしないための”心の”トレーニングを

わかっているのにうっかりミスをしてしまう…といったことが多々ありませんか?
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毎回、”今度こそは絶対大丈夫”というイチかバチかの賭けのような気持ちでやり、あとは振り返らない…といった感じか、見直してもミスを自分で見つけられないなど。
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普段の生活の中でも「ミスする可能性がある自分を想定してほんの一呼吸おく」といったことをすることで、「本能的なあせり」がかなり解消されます。
問題を解く時には、「心の中で、見直すべき箇所の指差し呼称をするクセをつける(例:点はつけたか?問題で聞かれていることをマークしたか?など)」のがおすすめです。
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尚、注意力は食生活や視覚視機能とも深い関係があるので、別記事を合わせてご参照ください。(文末に記載※)

基本事項を総復習

薄い問題集を用意し解く

あちこち解き散らかすのではなく、単元別に基本を確認していく方が定着率が上がります
短期間で解けるような、単元別の薄い問題集があると思います。
例えば高校入試用の国語なら、こういう問題です(長文読解なら長文読解だけ、古文なら古文だけを1週間ずつみっちり解くのがコツ)。
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高校入試15時間完成 国語長文【実戦】

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問題を解く順番を決めて慣れる

必ず解ける問題から着手するクセをつける

「最初から順番に解いていく」という方法だと、苦手な問題で無駄に時間を費やし、本来なら解ける問題までたどり着かないこともあり、
「時間が足りなくて解けなかった」
ということになりかねません。
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たとえば国語なら、大問2の問2はたいてい語彙の問題、問5は指定文字数で答える問題…といったように出題の流れがあると思います。
過去問で把握し、これは得意という問題から着手していく「解き順のパターン」を身につけましょう。

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受験までの2カ月でやること 志望校偏差値49以下、またはかなりばらつきがある・発達障害(神経発達症)の症状があるなどの方編

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頭がボーっとする要素を排除

平均に比べて偏差値が低い、あるいはばらつきがある、もしくはLDやASD、ADHDなどといった症状がある場合、生まれつきのものとあきらめている方も非常に多いのですが、案外食生活と密接に結びついていて、しっかり改善することで能力がぐっと上がることもあります。
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最も良いケースでは、2カ月の努力で偏差値が15もUPした方もいます。
(自閉症の度合いが高い場合や、もともと腸が弱くてお腹を壊しがち・血色が悪いといった方は、2カ月で成果を出すことが難しいケースもあります。しかしやらないよりはやったほうが良いです。)
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糖類や乳製品が入った飲料、小麦や砂糖を含む食品(菓子・パン・うどん・やきそば・パスタ・ピザ・餃子・カップ麺・ファストフードなど)は、様々な理由で、頭の回転が悪くなり、集中力ややる気も低下します。
これらをやめて、主食を発芽玄米や、小麦以外の麺類(えんどう豆・トウモロコシ・キヌア・米粉など色々あります)などに変える・米粉を使ったお好み焼きや餃子、パンなどにする、乳製品を代替ミルクに変えるなどといった工夫をし、食物繊維をたっぷりとるように心がけるだけでも、かなり変わってきます。

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試験中に最も良いパフォーマンスを発揮できるリズムを作る

日の出とともに起きて夜22時までには就寝のリズムを徹底

日の出頃の光を浴びることで、ガツンと人間のホルモン作動スイッチが入り、そこからは次々と何時間後にこのホルモン、というようにプログラムが実行されていきます。
このプログラムがしっかり遂行されると、いいことしかありません。
時間が来たら眠くなり、寝ている間に細胞が修復されて元気になり、日中は元気に活動できるといった体の本来の機能が目覚めます。
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夜どうしても眠れないという場合は、自律神経が乱れていたり、ホルモンバランスが崩れていたりすることもあり、努力だけではどうしようもないこともありますので、そうした場合には、一時的にメラトニンというサプリメントを利用することも一つの手です。
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(iherbなどで購入できます。効く量については個人差が大きいので、1mgから徐々に増やして様子を見るのが良いと思います。)

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