都立高校200文字作文の過去出題テーマと予想テーマ
この記事は、東京都立高校入試で出題される200文字作文のコツについてお伝えするシリーズです。
他の公立高校を目指す方の参考にもなりますので、ぜひお読みください。
東京都立高校入試200文字作文出題テーマの傾向
都立高校入試200文字作文における過去出題テーマと筆者の主旨まとめ
模倣や教育などにより社会的に伝達される情報全般を文化という。
文化を累積的に進化させるためには、技術の細部まで忠実に伝達することが大切だ。
ヒトは絶対に一人では生きられない。そのため共同作業を行うが、それは言語や文化などヒト固有の性質を基本としているものであり、自分と他人がどう外界を見ているかを共有し了解し合うという素地によって築かれている。
いずれ人間の記憶や心なども情報化することは可能な時代が来るが、それは人間らしさの消滅につながりかねない。
そうならないようにするには、AIと人間との共生が唯一の道だと思われる。本当の意味での情報化とは何かを改めて考えるべきだ。
人間が他の動物と一線を画しているのは、脱既存概念の考え方を持っているからだ。
脱既存概念とは、新たな価値、目的を想像し創造することであり、脱既存概念の考え方は明文化ができない部分=コンピュータ化できない部分をも含んでいる。
変化しない何かがあるからこそなつかしいと思うことができる。
何もかもが変わってしまったら記憶のよりどころがなくなってしまう。変わらない価値を示すものも大切だ。
絶えず更新され、動的であるからこそ、その関係性は可変的で柔軟だ。何かが欠落したり、不足したりしたとしても、問題にすぐに対処できる。
それには、それぞれが自立する(自分の意志で判断できる)ことも必要だ。
絵や作品などのアートを通じて新たなモノや新しい世界を知ることは喜びであるし、普段は目を向けないような部分に気付かされることもある。
「自分で意志をもって」行ったと思われる行為が、思い返してみれば実はそうではない可能性もある。自分以外のものから影響を受けていることも意外と多い。
人間の基本は食生活にある。住んでいるところの気候や文化、政治などによって、調理の方法や、マナーなども異なっている。つまり食生活は、それぞれの国の社会構造や歴史を表すものといってよい。
美しさを獲得するためには、まずは基本と過去を学ぶ必要がある。
伝統的な日本の美は、空間、調度品、その場にいる人たちすべてが合わさった調和が生み出すことだと考えられ、それはおもてなしの心から生まれた。
今の人間の住みやすい環境をそのまま残していくことが大切で、そのためには多くの生物たちを残し多様性を保つことが必要だ。
家がもっと発展していくためには、自分が好きな内装にどんどん変えていくだけではなく、昔からあるものの意味を考え、それぞれの場所に合った機能を持たせるべきだ。
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過去10年のテーマの傾向から見えてくるもの
過去の傾向から、要するに東京都として子どもたちに考えさせたいテーマは、
「日本人として大切にすべきことは何か?」
「人間としてどうあるべきか?本来の人間らしさとは何か?」
といったことが見えてくると思います。
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東京都立入試200文字作文今後の予想出題テーマと文のひな型
予想される出題テーマ
(IT化・AI化、SNSとのつきあい方、高齢者・外国籍の方・LGBTQの方など多様な人たちとの共存、人間らしいコミュニケーションとはなど)
(戦争を防ぐには、言葉や文化の相互理解のために、日本らしさを守るなど)
(日本の食・建築物・家族の在り方・着物・色・音楽・言語や文学などの良さと、自分との関り方やどう守るべきかなど)
(AI化・IT化の進歩と人間らしい生活や仕事、医療技術の進歩と生命倫理、ロボットと人間の違いなど)
(都市のあり方、高齢者をどう支えていくか、高齢者と関わった経験から学んだことなど)
(世界的規模の経済打撃と構造改革、環境改善への気づき、健康意識の変化など)
(LGBTQ・障がいが個性として受け入れられつつある今の時代に必要な設備・法律など)
(成人とは何か?求められる責任・ふるまいやそれらに対する意識など)
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東京都立ならではの記述ひな型
4つの枠で考える
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記述例
基本の書き方
(自分の主張)
私は、リンゴが好きです。
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(体験)
小さい頃、祖父母の住む田舎に行き、木になっているリンゴをもいで食べたことがありますが、つやつやと光った真っ赤なそのリンゴが美味しかったことがきっかけかもしれません。
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(筆者の意見)
筆者は、リンゴは健康にとって有益で、1日1個食べると良いと言っています。
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(筆者の主張と自分の経験を結び付けて導き出される結論)
これからも体を大切にするために、様々な楽しみ方で、リンゴを毎日食べ続けたいと思います。
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しかしながら、「である調(断定調)」でもまちがいではありません。
小論文は指示が特にない場合は、基本的に「である調(断定調)」で書きます。
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応用例①:SNSの利用
(自分の主張)
私は、SNSは正しく使えば便利で役に立つものだと思います。
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(体験)
実際、様々な情報を入手でき、出先から家族や友人と連絡が取れるので、私も毎日使います。
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(筆者の意見)
筆者は、SNSは情報を素早く伝えることができる一方で、使い方を間違えるとトラブルにつながる可能性があると述べています。
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(筆者の主張と自分の経験を結び付けて導き出される結論)
私も、SNSの便利さを生かしつつ、事件や事故に巻き込まれないよう、ルールをしっかり守って使っていこうと思います。
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応用例②:高齢化社会
(自分の主張)
私は、高齢化社会では、若い世代が高齢者を支える意識を持つことが大切だと思います。
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(体験)
私の祖母は一人暮らしで、一人で買い物や病院に行くのが大変なため、高齢者を身近に支えることの大切さを感じています。
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(筆者の意見)
筆者は、日本では高齢化が進み、高齢者が安心して暮らせる社会づくりが必要だと述べています。
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(筆者の主張と自分の経験を結び付けて導き出される結論)
自分の親族だけでなく、身近な高齢者にも目を向け、若い世代でできることから支えていくことが重要だと考えます。
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200文字作文の書き方シリーズ
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