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高校受験国語200文字(2段落)作文のコツ②|資料を読み取るポイント

この記事は、公立高校入試で出題される200文字前後で書く作文のコツについてお伝えするものです。200文字作文は、全国の公立高校入試でも出題されます。
(出題内容の差はあれど、概ね200文字前後で出題に対する意見を書かせる形)

資料の読み取りがなぜ苦手?

「資料を読んで、200文字くらいで作文を書く問題」で、

「何を書けばいいかわからない」
「資料を読み取って書いたはずなのに、点が取れない」

そんなふうに感じたことはありませんか?

実は、このタイプの作文でつまずく原因は、「資料の読み取り方」 にあることがとても多いのです。

資料を読むときに気をつけたいこと

「表やグラフから何を読み取るべきか?がわからない理由。」
それは
限られた”部分”だけにしか注意がいっていないからであることがほとんどです。

資料を読むとき、つい

・一部の数字だけを見る
・目についた言葉だけで判断する

という読み方をしていませんか?
そうすると、
本来、その資料から得るべき背景や傾向が理解できず、導き出される意見がズレてしまうのです。
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たとえば、次の資料について、あなたはどこに着目するでしょうか?

埼玉県立高校入試過去問2017年度より引用

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上記の資料に対し、資料の読み取りが苦手だと、

「信頼できる情報を得る時は、いち早く知りたい時にはたった3.4%だった割合が20%に急激に増えているから、新聞が信頼できる情報だ」

といったような、部分的な読み取り方をしてしまいます。

パッと見て、”いち早く知るとき”のグラフより目立って増えているため、そこだけに注意が行ってしまっているのですね。 ←ここが間違えやすいポイント!

しかし、上記資料からは、

これほどIT化が進んでも尚、「テレビに対し、国民の半数以上が依存している」

現状が見て取れます。
これは逆に言えば、

テレビの影響力が大きいということなのです。 ←ここに気づくことが大切!

出題者の意図を考えることも重要

上記の資料の例では、出題者は、
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「高齢化社会が進み、高齢者の多くがTV頼みだからではないか」
ということと、
「TVから流された情報に国民の半数以上が影響を受けてしまう」
「安易にTVの情報だけを妄信することは危険だ」

ということを気づかせたいのです。
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したがってこの問題の解答例としては、

作文例:
資料から、いち早く情報を知りたい時、信頼できる情報を得たい時いずれも、半数以上がテレビを利用していることがわかる。
このことから、インターネットが普及している現在でも尚、国民の過半数がテレビに依存している現実が見て取れる。
これは、テレビになじんだ世代である高齢者の多くがテレビ頼みだからではないだろうか。
テレビで報道する内容を妄信しないようにするのと同時に、信頼できる情報を流すことが大切だ。(195W)

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または、

作文例:
資料から、いち早く情報を知りたい時、信頼できる情報を得たい時いずれも、半数以上がテレビを利用していることがわかる。
このことから、国民の過半数がテレビに依存している現実が見て取れる。
これは、テレビから流された情報に国民の半数以上が影響を受けてしまう危険性があるということでもある。
テレビで報道する内容を妄信しないようにするのと同時に、インターネットやラジオなどと合わせて情報を精査する意識も大切だ。(19W)

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などが良いと思います。

特に半分を超える割合のものには要注意

高校入試では、
「資料全体からいえることは何か」
を読み取れているかが見られています。部分的なことからわかることではありません。

グラフや表が出てきたら、全体としてどんな傾向があるのかをまず考えましょう。

特に、「半数以上」「50%以上」「過半数」といった内容には要注意 です。
とても重要な意味を持つ割合や数字です。

民主主義では、半数以上の意見がとても力を持つからです。

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【重要】
資料からの読み取りが苦手な場合、視機能を含む脳の働き方に関係している可能性ももあります。
自分で見ているつもりの箇所の情報を、正しく脳が認識していないかもしれません。
メガネで調整できることもあるので、ぜひ下記記事を参考にしてみてくださいね。
視機能についてはこちら

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資料の読み取り方のポイント

下記動画に「200文字作文」の授業内容を凝縮したものをUPしてあります。
ご参考にしてみてください。

200文字作文のポイント:A:資料1つから読み取るバージョン

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作文例:
資料から、友達の話や意見を最後まで聞ける人は約6割いるも、自分の考えを持つ人は4割に、自分の考えを発表できる人の割合は1割強にまで減っていることがわかる。
これは、人の意見を聞いてもそれを深く理解し合おうとしない傾向があると考えられる。
その理由は、IT化が進み、対面での会話の重要性が減っているからではないだろうか。
意見を交換し、理解し合うことを意識して行動することが大切だと改めて感じた。(194W)

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200文字作文のポイント:B:資料2つを比較するバージョン

作文例:
A案は、長年とか大きな充実感といった、抽象的な表現がなされている。
B案は、A案に対し、数字や会話などを入れることで、より具体的な表現がされている。
これらのことから、B案の方が活動の内容をはっきりイメージしやすく、自分も参加しようという気持ちが引き起こされていることがわかる。
以上のことから、人の心に訴える文章を書く時には、数字や会話など、具体的に表現する工夫をすることが大切だと思う。(192W)

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200文字作文の書き方シリーズ

▶都立高校200文字作文の過去出題テーマと予想テーマ

▶高校受験国語200文字(2段落)作文のコツ①|出題者の意図も考える

▶高校受験国語200文字(2段落)作文のコツ②|資料を読み取るポイント ←本記事

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