元面接官が教える、面接マナーだけではない受験面接の重要ポイントと対策
企業で働いていた時に入社試験の面接担当をした経験から、面接官がどのようなところを見ているのかについて、お伝えします。
もちろん面接担当官によっても違いはあると思いますが、私の経験が少しでもご参考になれば幸いです。
面接担当者が見ているところとその対策
立ち姿、歩き方、座っている時の姿勢(精神力をみます)
NG(×)
・左右どちらかに傾いている
・前後どちらかに傾いている(猫背、あるいはお腹を突き出す)
・ぐんにゃりしている
OK(〇)
・背筋が伸びていて凛としている
・軸がしっかりしていて前後左右の傾きがない
・美しい姿勢を保持できている
対策
1.普段の動作を動画で撮影し、客観的に自分の姿を知る
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2.体幹を鍛える筋トレをする(激しくなくてOK)
・・・意外と見落とされがちですが、頭は非常に重いので、首を鍛えるトレーニングもお勧めです。
(仰向けに寝て、両手を胸の前で交差に組み、頭だけを持ち上げるネックフレクションなど)
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3.1分→3分→5分 と少しずつ姿勢を保持できるよう毎日練習する(10分を目安に)
Q.姿勢が良くないとどう見えているのか?
A.体のくせは心のくせ、とも言います。
真っすぐな姿勢を保てない原因は、骨格や固有覚(発達に関わる大切なバランス感覚)など、身体的な理由もありますが、実は心の内面が姿勢に現れることもあります。
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自分に自信がない、何かと否定から入ってしまうといったネガティブな気持ちは、体の左右の傾きに現れ、そうした気持ちをどうにかしようとする気持ちが、体の前後の傾きに現れます。
(相手に対して強がろうとすると、後ろ重心になり少しお腹や胸が前にでる姿勢になり、相手に対して弱気になると前重心になり、猫背気味になる…といったようなことです)
真っすぐな姿勢を保てていることは、心が真っすぐなのだなという印象を与えます。
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ご興味のある方は、このような本もお勧めです;
▶体癖(ちくま文庫) 野口 晴哉 (著)
肌の状態(きちんとした食生活を送っているかを見ます)
NG(×)
・青白く血行が良くない
・吹き出物がたくさんできている
・ガサガサで荒れている
OK(〇)
・血行の良い健康的な肌
・キメが整い、吹き出物のない肌
・程よく保湿など手入れがされている肌
対策
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1.小麦製品、乳製品を断つ
(これらは腸に炎症を起こし、肌荒れの大きい要因の1つと言われています。少量でも摂取していれば悪影響があります。控える…ではなく大切な面接まで断ちましょう。)
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2.揚げ物、炒め物を断つ
(揚げ物や炒め物類に使われている油は、炎症を促進する油です。
抗炎症作用のあるアマニ油、ヘンプシード、オメガ3のサプリなどを摂取します。抗炎症作用のある油は、血流を良くする効果もあります。)
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3.休日の24時間ミネラルファスティングをする
(腸を休ませ、消化に使っていたエネルギーを体の回復に使うことが最たる目的。子どもは大人と同じ3日間ではなく、24時間にします。)
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4.枕カバー、タオル類など顔に触れるものは毎日洗濯する
(一晩でものすごい数の細菌が増殖します。清潔第一です。)
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5.泡立てたきめ細かい泡でのやさしい丁寧な洗顔・保湿を心がける
(こすらない、たたかない、しょっちゅう手で顔を触れないことが大切です。)
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6.毎日入浴をし、四肢の冷えを改善する
7.重度のニキビには、美容外科でのレーザー治療などを試みる
(一生残ってしまうような肌のダメージを残してしまうこともあります。若くて新陳代謝が活発なうちにできる治療を施すことも大切です。)ㅤ
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A.ふだんの食生活や心の状態が肌に出ます。
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無茶苦茶な生活をしてもお肌がきれいな子もいますから、一概にそうだとは決めつけられないのはもちろんのことなのですが、お肌が荒れていると
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「昼夜逆転の生活をしていないかな?」
「カップラーメンやハンバーガー、菓子類、冷凍食品などを多く摂取してはいないかな?」
「ストレスを多く抱えている家庭環境ではないのかな?」
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など、こうしたことに知見のある面接官に対しては、要らぬ疑問を抱かせることにつながりかねません。
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とはいっても、思春期の時期は、ホルモンバランスの急激な変化が引き金となりニキビが出来てしまうこともあるため、子どもが自力で何とかするのは非常に難しいのも実情です。
従って、親が正しい食生活に対する知識を持ち、良好な親子関係を築きつつサポートしてあげることがとても大切です。
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子どもたちにとって、お肌の悩みは自己肯定感と直結する深刻な問題です。
子どもだからケアなど必要ないというのは誤りで、子どもだからこそ適切なケアが重要です。
視線の位置・目の状態(心の状態をみます)
NG(×)
・目を合わせられない
・キョロキョロしてしまう
・まばたきが多すぎる
OK(〇)
・目を合わせて話ができる
・考える時や話を聞いている時に視線が泳がない
・敵意や恐れなどを感じさせない凛としたまなざし
対策
1.誰かと会話をしている姿を動画で撮影し、普段の自分の姿を知る
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2.相手の目ではなく、鼻から眉間にかけてのあたりを見るようにする
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3.あらかじめ聞かれる質問を想定して、何度も答える練習をする
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4.必要以上に良く思われようと思わず、自然体でいる自分に自信を持つ
(答えられない場合は、正直に「それについては考えてこなかったので、今すぐうまく答えることができません。」などでOK。)
Q.まなざしが良くないとどう見えているのか?
A.目は心の鏡、とも言います。
実際、心ここにあらずといった場合は視点が定まらなかったり、否定的な気持ちを押し殺して相手の話を聞いていると、視線が斜め下に落ちたりします。
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思考が定まらず、必死に考えようとしている時には、どうしても相手から目がそれがちだったり、泳ぎがちになります。
目にはその人の生きる力・自分への自信・相手とニュートラルな距離感を保とうとする純粋な気持ちなどが現れます。
口元・話し方(客観的視点を持っているかをみます)
NG(×)
・口元が開いたままになっている
・会話時、笑う時に片側の口角しか上がらない
・ぼそぼそと何を言っているのかわからない
・一方的に話し続ける
・暗記してきた回答を機械的に述べているだけのように見える
OK(〇)
・話を聞いている時には、自然に口元が閉じている
・聞き取りやすいはっきりとした発音
・間違いなく完璧に話そうとするのではなく、誠意を持って伝える
対策
1.面接を想定した会話を動画で撮影し、聞き取りやすい発音か、表情はどうかを確認する
(自分で思っているのと、実際の発音がどう聞こえているかには大きい開きがあります。)
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2.何度も練習をし、動画で撮影して確認をしながら修正していく
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3.舌回し、フェイササイズ(表情筋の筋トレ)など顔まわりの筋トレをする
(激しくなくてOK。朝晩、数分ずつだけでも効果はあります。)
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A.他者視点がないと、表情や話し方に注意がいきません。
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たとえば、ふっと笑う時に片側だけしか口元が上がらないと、人をバカにしている、見下しているように映ります。
間を置かずに一方的に話したり、聞かれたことには答えないでとんちんかんな受け答えをしてしまうのも、自分の言いたいことだけに集中してしまい、相手が何を聞きたいのか、相手はこの話をどう進めたいのかといった視点を持てないために起こります。
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適度なテンポで・わかりやすく発音し、自然な表情で会話のやりとりができる人は、相手に対する敬意と思いやりがあるというように映ります。
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まとめ
実はドアを開けて入ってきた瞬間に、8割わかるといっても過言ではありません。
みんな緊張していますから、話す内容がしどろもどろでも大丈夫。
答えられないことについては、わかりません、緊張して忘れてしまいました、でOKなのです。
大切なポイントは、
・その場に適した身なり、ふるまいが出来ているか
・普段の食生活が乱れていないか
であり、要するに集団の中でトラブルを起こしたり、ついていけなくなってしまうリスクがどの程度なのかを見ています。
今は入試の際、面接で落とされることはほとんどないと思いますが、社会に出る時にも、入社の面接、お取引様との打ち合わせ時など、上記ポイントを知っておくことは大変有用です。
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