思考は経験値を上げ経験は許容範囲を広げる
この記事は、子どもの成績UPを望んでいる保護者の方や、人間関係で悩んでいる方に特に読んでいただきたい内容です。
「経験値=人生の柔軟性の幅」である
人生の豊かさは、許容できる範囲の大きさと深く関わっている
「わからない。」
「許せない。」
「こうあるべき・これが普通」
こうした気持ちから、相手の言動を受け入れずシャットアウトしてしまうことは、案外、多々あるのではないでしょうか。
たいてい、このような気持ちで感情的になってしまうのは、
「自分目線だけで世界を見ているから」
と言っても過言ではないように思います。
しかしながら、許容範囲が狭ければ、それだけ経験できることの幅も狭まります。
逆にいえば、経験の幅が広ければ広いほど、多角的な視野を持つことができます。(特定のフィールドだけ経験が多い、というのとは異なります。)
多角的な視野を持てるということは、新しい人やチャンスとの出会いなど、さらに様々な経験への呼び水になっていくのです。
経験値の少ない人は、多角的に思考したり想像することができない
相手にも自分と同じ時間が流れているという妄想
どうせ私のことなどどうでもいいと思っている
例えば、仕事上の付き合いでどうしてもそちらを優先せざるを得ないことがあります。
お取引先様との関係だったり、期日の迫っている大きいプロジェクトが動いていたりと、お金や人が多く動いているため、身動きが取れないようなこともあるのです。
そうした際に、連絡が遅れたり、予定をずらしてもらったりといったことも生じます。
するとその結果、
「自分は嫌われた」「自分は見放された」「自分はどうでもいいと思われている」
というように解釈してしまう人がいます。
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○○べきなのにそうしないなんて、信じられない!
仕事に関する話だけでなく、日常生活の中でも起こりがちなこととして、もう1つ・・・
「○○べきなのにそうしない(あるいは○○してはいけないのにする)なんて、信じられない!」
というものがありますね。
そして何より困ることは、こちらの言い分に全く耳を貸そうとしない人も一定割合いることです。
「私を不快にさせた、だからあなたが悪い。言い訳は聞きたくない」
という感情論をぶつけてきます。そうではないのだという説明を全く受け付けないのです。
けれどももし、こうした方々が、逆のシチュエーション(当時の私と同じ状況)を経験していたなら、
「こういう可能性もあるかもしれない」
とちょっと想像することができたのではないでしょうか。
こうしたことに共通しているのは、
自分の経験が全てという驕りが引き起こしている、視野の狭さ
だと思います。
(私も若い頃はこうした失敗を経験しました)
トラウマと経験値は違う
トラウマとは視野を狭くし、心と体を固くするもの
さて、ここで話は少し逸れますが、私は経験値とトラウマは違うと考えている、ということを少し書きます。
経験値、というのは、それによって自分の生きる力がUPする「スキル」の部分だと思っています。
これに対して、同じ経験ではあっても、
「トラウマ=心の深い傷」
は、経験値とは逆のベクトルのものです。
経験値が未来を豊かにするものであることに対して、トラウマは、新しい一歩を踏み出そうと試みても、何度も繰り返し繰り返し過去に引きずられ、未来へ向かうことを阻んでしまうものです。
例えば、
「こういうことをされて傷ついたから、自分は相手にしないようにしよう」は経験値、
「こういうことをされて傷ついたから、それに関係することが一切できなくなってしまった」はトラウマです。
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経験値は想像することでも培うことができる
子どもでもスイッチさえ入れてあげれば開花する
多くの子どもたちを指導してきて痛感することは、難解な入試問題を解く力はあっても、本質的なことに対する思考力・想像力は幼く未熟な子が圧倒的に多いということです。
おそらくそれは、考える必然性がなかったからであり、それが一般的なのだと思います。
では、子どもだからできないのか、というと、そうではありません。
環境やその子の性質などにももちろん大きく左右されはすると思いますが、子どもにはスイッチさえ入れてあげれば、開花する思考能力が備わっています。
孤独とは何か、愛とは何か、家族とは何か、友とは何か・・・
たとえばそうしたことは、小学4~5年生の頃からでも十分考えることができます。
大切なことは、今答えが見つからなくても良いので、思考し始めるスイッチを入れてあげることなのです。
実際にそのように導いてあげた子ども研の生徒たちは、2年、3年と経つにつれて、見事な思考力・表現力を身につけていきます。
思考力は人生の経験値と直結する
本質的なことに対する思考力が備わってくると、ものの見方がぐんと深くなり、また広くなります。
その状態で様々な書物を読んだり、情報に触れながら、文化、経済、時事問題などを考えていくからこそ、さらに想像力・表現力もついていくのです。
同時に、その火が消えないよう、そうしたテーマについて家庭でも頻繁に会話をするなどの工夫をしてあげることも非常に大切です。


