不登校と食事の関係|食生活を見直したことで変化が見られた実例
子どもの発達デザイン研究所には、発達や学習、不登校など、さまざまなお悩みについて日々ご相談をいただいています。
不登校の原因は一つではありません。
学校での人間関係や環境、発達特性、睡眠、生活リズムなど、複数の要因が重なって起こるケースがほとんどです。
そのため、「これだけやれば改善する」という方法はありません。
しかし一方で、私たちは多くのご相談を通して、身体の状態を整えることが大きな転機になるケースを数多く見てきました。
今回は、保護者の方のご了承をいただき、食生活や生活環境を見直したことで変化が見られた一例をご紹介します。
約1年間学校へ行けなかったお嬢様に起きた変化
お母様からいただいたご報告です。
実は、1年ぶりに中学生の長女が学校へ行ったのです。
8月からアドバイスに従って食事や環境改善に取り組んだところ、11月から突然「月曜日から学校へ行く」と言い出しました。
家からほとんど出ず、家族以外の人とも会えなかった娘が、自分で髪を切り、登校したのです。
学校の先生方も大変驚き、喜んでくださいました。
腸内環境や生活環境を整えたことが良かったのだと思います。
本当にありがとうございました。
このご家庭では、それまで約1年間、お嬢様が学校へ行けない状態が続いていました。
私たちがお伝えしている内容の中から、
食生活の見直し
腸内環境を意識した食事
環境の整え方
お子さんの特性に合わせた関わり方
など、無理なくできることから取り組まれました。
その結果、約3か月後に大きな変化が現れたとのご報告をいただきました。
もちろん、これは一つの実例であり、すべてのお子さんに同じ結果が起こるわけではありません。
なぜ食生活が心や意欲と関係すると考えているのか
私たちは、不登校を「心の問題」だけで捉えてはいません。
人が考えたり、感じたり、行動したりするためには、脳が正常に働く必要があります。
その脳の働きを支えているのが、ホルモンや神経伝達物質です。
これらは、
タンパク質
良質な脂質
ビタミン
ミネラル
などを材料として体内で作られています。
つまり、材料が不足すれば、神経伝達やホルモンバランスにも影響が及ぶ可能性があります。
さらに近年では、腸内細菌と脳との関係(脳腸相関)の研究も進み、腸内環境が気分や意欲、ストレス耐性などに関係していることも明らかになってきました。
私たちは、こうした生化学的な視点も取り入れながら、身体の土台づくりをお伝えしています。
身体の土台を整えることが、子どもの力を引き出す第一歩
もちろん、不登校の背景には、
発達特性
学校環境
人間関係
心理的要因
家庭環境
など、さまざまな要素があります。
そのため、食生活だけですべてが改善すると考えているわけではありません。
しかし、身体が本来の力を発揮できる状態に近づくことで、物事を考える力や感情をコントロールする力、行動するエネルギーが少しずつ戻ってくることがあります。
子どもの発達デザイン研究所では、この「身体の土台」を整えることと、「国語脳」による思考力・理解力を育てることの両方が、子どもの可能性を伸ばすためには欠かせないと考えています。
そのため、生化学や食生活に関する情報も、教育と同じくらい大切なテーマとして発信しています。