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不登校・神経発達症

発達障害の子が16倍もの難関試験に突破!勉強で成果を出す3つのポイント

(本記事は、以前、メルマガで配信したものを再編集しています。)

受験で勝利を手にするには”無駄なくせ”を無くす!

受験シーズンまっただ中ですね。

既に終えて合格のお知らせをいくつかいただいてもいます。
また、もうまさに今週来週が山場、という方もいらっしゃいます。

今年だけでなく、これまで私が関わらせていただいたお子さんたちが「勝利」を手にすることができた「ポイント」があります。

これは、子どもだけではなく、どなたにも共通することだと思っていますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

頭を使うことと部活動とは同じ

なぜか勉強だけは、体を動かすこととは切り離して考える方が多いように思います。
ですが、勉強も同じで、

「脳をどのように使えるか」

が結果に如実に出ます。

たとえば、テニス、野球、バレーボール、武道・・・なんでもいいです、ご自身が想像できるスポーツを思い浮かべてみて下さい。

「型」ができていないまま、無駄にブンブン、ラケットや竹刀を振り回しても、全く上手にならないと思います。

そんな状態で、休憩もろくにせず、ただ練習だけ一生懸命やるのは、「無駄なくせ」がつきます。
そうすると、
「無駄に疲れる」
ことと直結し、能力UPが遠のいてしまうのです。一定のレベル以上にはなれない、といったことも起こります。

勉強もこれと同じです。

勉強において能力をUPさせる3つのポイント

私は国語塾を通してお子さんたちの勉強を見ていますが、

・鉛筆の持ち方
・姿勢
・鏡文字をホワイトボードに書かせた時の状態

をまず見ます。
これらは、学習能力と直結しています。
今から受験日までに、勉強以外で簡単にできる隠れた能力UP方法として、下記のことを努力してみて下さい。

指先や手首をしなやかに使えるようにする

鉛筆がしっかり握れない子は、脳がバランスよく使えていない

指一本一本までしっかり脳からの神経伝達が行き届いているかどうか、それが鉛筆の握り方に出ます。
鉛筆がしっかり握れない子は、まず脳がバランスよく使えていません。
特に、発達障害の症状が出ているお子さんは、人差し指に力が入らなかったり、つまむ、という動作が苦手だったりする傾向にあります。

国語塾では、キーボードによるブラインドタッチ入力を推奨しています。
ピアノを弾くように、思考と同じスピードでキーボード入力ができるようになってくると、実際に理解力が上がってきます。

また、”正しいペンの持ち方”と言われる握り方をし、手首を固定して、グルグルときれいな円を書く練習もぜひやって下さい。

首の筋トレをする

頭を支えるだけの筋力がない子は集中力がない

頭を支えるだけの筋力がない子も集中力がありません。
学校でも家でもきっと頭をしっかり保持できていない姿勢で長時間過ごしていると思われます。
その状態では、まともに脳へ血流がいきません。

頭は、実はとても重いものです。
首の筋トレをすると、いかに歩いたり階段の上り下りが負担だったか、よくわかります。頭を楽にホールドできるようになると、なんと言いますか、私の実感では、

「生きるのってこんなに楽だったんだ」

という感じになります。

やり方は、仰向けに横になり、両手のひらを交差させて胸の上に置き、なるべく手で胸を押し返すように力を加えながら首だけの力で頭を床から持ち上げる、というものです。

10秒程度、首を持ち上げた状態で息を吐きながらキープし、戻す。これを3~5回繰り返します。
1日3セットはしてみて下さい。

(姿勢保持には、背中の筋トレなども有効です。)

鏡文字の練習をする

鏡文字が書けない子は言語とイメージをうまく結びつけられない

鏡文字(左右同時に、縦書きに文字を書きます)は、右脳と左脳の働き方が如実に出ます。
これまで私のところに来てくださっている生徒さんのほとんどは、最初見た時には出来ませんでした。

視覚視機能に問題がある場合も多々あるのですが、右手優位の子は、

・情景をイメージできない
・文章をたどらないとわからない
・漢字だけは得意、読書は好き

などといった傾向があり、左手優位の子は、

・主観的で自分で作文しがち
・読み間違えが多い
・言葉だけだと理解しにくい

などといった傾向があります。

両手で同時に、同じ向き・鏡文字とも自在に書き分けられるくらい、練習しましょう。
遊び感覚で、座ってではなく立った姿勢のまま、ホワイトボードに書くと一番良いのですが、大きいホワイトボードがない場合、空中に指で書くのでもかまいません。

文字、記号、絵など様々なものにチャレンジしてみると良いですよ。

実際にアドバイスに従った結果、見事合格!

上記3つの状態を改善することなく、結果が出ないのでただ問題を解かせる、勉強することを強要する、というのは、先述の通り、型が出来ていないまま、休憩もろくにせず、ただ部活の練習だけ一生懸命やらせるのと同じだと思って下さい。

やはり勉強においても「無駄に疲れる」ばかりか、「無駄なくせ」がつきます。
まずは、これら3点がある程度できるようになることに重点を置きます。
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実際にそれを忠実に守って下さった方から、こんな嬉しいメッセージが届きました。

「年末頃から、少しづつ集中力が持続するようになってきました。
1日2件の入試を乗り切ことが出来たのは、倉澤(旧姓:小宮)先生のトレーニングによる効果が大きいと感じています。
中学入試は、3校受験し全合格でした。
中でも、30名枠に、483名(受験人数)、16倍もの学校もありましたので、塾の先生方も驚いていました。」

この生徒さんは、発達障害と診断され、25分の授業どころか、時には10分の集中力を保つことも難しい状態だったことも多々ありました。
しかしながら、本人もまたお母様も、アドバイスを素直に受け入れ、真摯に取り組んで下さいました。

こうしたお声は、ほかにもたくさんいただいています。
2週間程度でも、毎日やるのとやらないのとでは、やはり違ってきます。

今からやっても無駄だとあきらめずにぜひ、今日から毎日やってみて下さい。

補足:食生活改善は必須

もちろん、上記に加えて食生活の大切さも同時にお伝えしています。

食生活改善は、そもそも論で、問答無用の土台だと考えています。
これがなければ、3つのポイントについて練習しても、限界があります。

たとえばやる気、もタンパク質がつくりますし、ミネラルが足りないとミトコンドリアがエネルギーを生み出せません。
ビタミンが足りなければ、代謝が滞ります。

こうした「体を動かすための栄養素」が足りないので疲れやすいのです。

学校生活だけでいっぱいいっぱいの体と能力を、受験で最大限生かすには、食生活を生化学の観点から見直すこともとても大切です。

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