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分子栄養学~量子生物学を扱う理由

6:量子の性質を使った毛髪PRA検査でわかること③

本記事は、弊社にご協力して下さっている大学教授陣・企業様などに適宜取材しながら、極力偏りなく、また出来る範囲で科学的に記載するよう努めております。しかしながら日々、情報が刷新される中で不備が生じる可能性もございます。何卒ご容赦くださいますようお願い申し上げます。
執筆:代表小宮

 

細胞の環境に直接影響を与えるものが食事と生活環境である

前回の記事で、量子の性質を使って毛髪検査ができるしくみについてお伝えしました。
量子の性質を使った毛髪PRA検査でわかること①
量子の性質を使った毛髪PRA検査でわかること②

今回は、なぜその結果に基づき、食生活を見直すことで、症状が改善するのかについて、お話します。

食事の目的は、細胞環境を一定に維持するのに必要な化学反応を起こすこと



細胞が活動すると、その活動量に応じてエネルギーが消費されます。たとえじっと座っていても、あるいは眠っていても、心臓が動いたり肺で呼吸したりしているように、生きている以上、何らかのエネルギー消費活動を行っているため、そのエネルギー源を補給する必要があります。

しかし、そのためだけに食事をするのだという考えは、多くの誤解と失敗を生むもととなりかねません。私たちが健康であるためには、

「細胞をとりまく環境を維持すること」

が必須なのだ、というように考える必要があります。

細胞膜を通して細胞内と間質液との間をやりとりする、タンパク質やミネラル・糖といった物質や、酸素・二酸化炭素などの濃度やpHなども含め、適切な値(または濃度範囲)が決まっています。このある一定の値を保とうとするメカニズムはホメオスタシス(恒常性)と呼ばれ、地球に棲む生物に必ず備わっている基本的なメカニズムです。

生命活動は無数とも言える細かな化学反応の連続によって起こるものであるため、環境が変動してしまうと、それに影響されて変動する化学反応も出てくるわけであり、そうなった場合は予定していた生命活動が思い通りに進まなくなります。

換言すれば、細胞は環境変動を避けるように努力している、ともいえるのです。つまり、

「細胞環境を一定に維持するのに必要な化学反応を起こすこと」

のために食事をするのです。

食事のもう一つの目的は、腸内細菌にエサを与えること

加えて、食事の大切な目的としてもう一つ、体内で共生している微生物、主に腸内細菌に「エサ」を与えることにあります。腸内細菌は、これまで考えられていた以上に、様々な形で、私たちの心身の健康と深く関わっていることが近年次々と明らかになってきました。それはもはや、単に腸内に一方的に寄生している微生物ではなく、私たちの性格や心の状態、体質や運動能力などをも左右する、ヒトの健康に不可欠な存在なのです。

さらにいえば、最近では食べないことによっても、細胞の働きの一部を活性化したり、遺伝子発現に関与したりすることがわかってきました。そのため、食事というのは、必ずしも食べることだけではなく、食べないことも含めて、食の在り方を指す言葉として、ここでは用いています。

 

食事以外にも細胞の環境に影響を与えるもの

 

光が与える影響

食事以外にも、細胞の環境に影響を与えるものがたくさんあります。そのうち最もわかりやすいものは太陽光の影響でしょう。植物の細胞が、太陽のエネルギーを使って光合成を行う仕組みなどもそうですが、私たち人間の体では、たとえば紫外線は肌を焼きますし、赤外線は体の奥からじんわりとあたためてくれます。

これ以外にも、血糖値を上昇させ身体が活動モードになるコルチゾール、眠りを司るメラトニン、その名のごとく成長や細胞の修復などに関わる成長ホルモンなど、私たちの心や体を調整している様々なホルモンは、「夜明け頃の青白い光を浴びることを合図」に、その光を浴びてから何時間後に分泌されるというように調整されます。

光という刺激を受けることで体の様々な機能が稼働するしくみが、目、脳、肝臓、胎盤その他様々な組織の細胞に備わっているからです(光受容タンパク質がそれらの細胞の細胞膜上にあることで働きます)。

光は電磁波の一種であり、電磁波には、放射線や、家電から発せられる、いわゆる電磁波など、様々な波長のものがあります。いずれも、その電磁波の波長の違いにより、人間の体に与える影響は異なりますが、細胞を構成している物質の電子の状態が変化し、その度合いの程度によって起こる状態の違い、とも考えられます。

たとえば、遠赤外線は可視光線より波長が長いため、ヒトの目には見えませんが可視光線と同じ「光」であり、遠赤外線をある程度照射させると、細胞が活性化し、血液循環や新陳代謝の促進が図られ、創傷治癒が早まったり免疫力が高まったりすることが実験でも明らかになっています。

手当てという言葉があるように、人肌には、痛みを軽減したり、心身ともにリラックスさせたりする効果があることが経験則として知られていますが、これにも人の肌が発する遠赤外線が部分的に関与していると考えられています(人の肌からも10㎛程度の遠赤外線が放射されています)。

逆に、放射線と呼ばれる類のものは、波長が非常に短く、直線的なエネルギーのため、人体に与える影響もより大きなものとなります。その影響を利用して治療に用いているのが、がん細胞などを直接破壊できる放射線治療などです。逆に、放射線が怖いと思われている理由は、それだけエネルギーが高いため、一定量を超えると修復できないようなダメージ(DNAの損傷など)を細胞に与えるからなのです。

音や言葉が与える影響

こうした電磁波のエネルギー以外にも、影響を受けるものでわかりやすいものといえば、音が挙げられます。

実際に音楽を聴くことで体が自然と動いたりリラックスしたり、あるいは耳障りな音で不快になったりといった心身の変化は、誰もが身近なこととして体験していることではないでしょうか。

音というのは振動です。音の振動が気体・液体・固体に伝わり、これらの物質が震えた振動がさらに鼓膜を振動させることよって音だと脳が理解し、私たちは聞こえたと認識します。

人間は20Hzから2万Hzまでの音が聞こえると言われていますが、超音波という言葉があるように私たちの耳に聞こえない音であっても、音は存在しています。そして音の振動は、耳だけでなく私たちの全身にも同時に振動として伝わっています。

実際に皮膚や内臓などの細胞には振動に反応する受容体が備わっており、音を感じると細胞の働きに作用し電気的信号を生み出します。この信号が私たちの快不快といった本能の部分とも関係が深い可能性が示唆されています。

最近では家具量販店として世界的に広く知られているIKEAが行った、植物への言葉がけの実験が興味深い例として挙げられます(YouTubeで公開されています)。

二つの植物に対して意地悪な言葉と優しい言葉を子どもたちが30日間浴びせ続けたところ、優しい言葉をかけられた植物は元気ハツラツとした姿を見せているのに対し、もう一方の意地悪な言葉をかけられた植物は枯れてしまったというものです。

言葉も音の振動であることの現れの一つであると考えると、日々使う言葉がヒトに与える影響も少なからずあるということでしょう。

ちなみに、こうしたものの効果を期待したものが、音楽療法や光治療などと言われています。これ以外にも世界でも多種多様な方法があり、東洋医学・鍼灸・ヨガ・カイロプラクティック・各種マッサージ療法、電磁場などのエネルギーを利用する療法・アロマ・タッチケアなども、細胞に外から影響を与えるものの効果を期待したものと言えます。

いずれにしても、食事だけを整えても、置かれている生活環境が細胞にストレスを与えるものであり、そのストレスに抵抗できるだけの力が細胞になければ、やはり細胞環境は悪化し、心身に不調をきたすのです。

逆に、細胞に外から良い影響を与えても、細胞環境を悪化させる食事をしていたり、体を構成している細胞の質が悪ければ、大した効果は得られません。

従って、食生活を同時に見直すことが心身の健康を保つ上では、不可欠なのです。だからこそ、子どもの発達デザイン研究所では、両方向からアプローチすることの大切さを何よりも一番に考えています。

上記内容の詳細についてはマイナス1歳からのヘルスプロジェクト内で講義しています。

 

 

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