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生化学の観点から

3:分子栄養学と量子生物学との関係

5.分子生物学から量子生物学へ

”第六感”が科学的に実証される時代

分子生物学の流れを汲み、生命現象を量子物理学的な観点から紐解こうとしているのが「量子生物学」です。

まだまだ私たちにとっては難しく、未知のことが山積みの分野ですが、これまで解明されてこなかった、たとえば渡り鳥の方角認知や、魚の大群が一瞬で向きを変えることといったメカニズムだったり、以心伝心や予知夢、第六感といった人間にも備わっている不思議な力だったりも、量子生物学といった観点から解き明かそうという試みがなされています。

昔から言われているように、「場が和む」とか「場が凍る」といった状況は、目には見えないけれども、たしかにわかる、という方も多いのではないでしょうか。

あるいは、後ろに目がついているわけではないのに、人の気配を感じたり、なんだかこの場所は背筋が凍るなとか、逆にこの場所はとても気持ちがいいなどと感じたりすることがあります。

こうしたことの科学的根拠について、つい最近の2019年3月19日、東大やカリフォルニア工科大学などの国際共同研究チームが、ヒトが潜在意識下で地磁気を感じる”第六感”の存在を有しているという斬新な論文を発表しました。

東京大学 多くのヒトは地磁気に対する感受性を潜在意識下で未だに有している

ほかにも、これから量子生物学によって科学的に明らかになる様々なことが出てくることと思います。

量子の変化を数値化した毛髪検査

前回、「構造が分かれば、体の異変は量子レベルから起こると考えても不思議ではない」という記事を書きました。

この「量子の変化」を数値化したものが、弊社と提携しているクリニックで行っている毛髪PRA検査です。
(クリニックの宣伝になってしまう可能性があることから、本HP上ではクリニック名は伏せさせていただきます。お送りする検査資料一式に明記してございます。)

検査では、約5000項目がわかります。
毛髪ミネラル検査や血液検査とは全く異なり、人間の細胞を構成する分子の、さらに原子の中の量子が発する微弱なエネルギーを測定し、「未病の段階の異変」から、「実際に発症している段階」までを数値化するものです。

アメリカの内科医アルバート・エイブラムス( Dr.Albert Abrams・アメリカ・スタンフォード大学病理学教授・内科医・1863~1924年))の製作したラジオニクスと呼ばれるものが起源で、PRA(Psychogalvanic Reflex Analyser)=精神電流反射分析装置と呼ばれています。

日本国内においては1995年、中村國衛医学博士(北里大学・分子生物学助教授・内科医/1939~2010年)を中心とする技術者達の手によりPRA―NK型装置が完成しており、この装置によって検査を行っています。

PRA臨床応用研究会HPより抜粋

検査でわかる項目の一部
脳/心臓/肝臓/胆のう/膵臓/肺/呼吸器系/消化器系/泌尿器系 自律神経失調症/交感神経/副交感神経/海馬/βエンドルフィン/偏桃核 広汎性発達障害/自閉症/ADHD/LD/右脳/左脳 腸内常在菌/グルテン不耐/カゼイン不耐/カンジダイースト菌 環境ストレス/生物学的ストレッサー/物理学的ストレッサー/化学的ストレッサー 不眠症/代謝障害/うつ病/パニック ビタミンB2/B3/B6/ビタミンD/ビタミンE/ビタミンK 鉄/カルシウム/マグネシウム/ナトリウム/カリウム トリプトファン/DHA/レシチン/アミノ酸 等々・・

もともとは、発達障害の症状がひどかった私小宮の長男が検査をした結果、
「どうしてそんなことまでわかるのか」
といった、たとえば股関節の痛みや、奥歯の痛みなどが、一切伝えていなかったにも関わらず、数値化して出てきたことがきっかけでした。

そのしくみを知りたく追求していった結果、量子生物学に行き当たったのです。
その後、自分も含めた家族、そしてこれまでご相談対応させていただいてきた方々が、この検査によって、多くのことがわかり、救われています。

6.理解できなくても利用する時代へ

生命科学だけではなく、量子の特徴を利用した量子コンピュータなどの開発も進むようになってきました。
簡単にいうと、人間が観察するまでは確定しない状態の中で、同時にすべての可能性を大量に計算することができる、というものです。

そもそもが量子の世界は人間の認識を超えていますから、毛髪検査の仕組みも、量子コンピュータも、もはや理解できる・できないといった次元ではないのかもしれません。

しかしながら、量子を様々な形で利用する時代に入ってきたことは間違いないといえるでしょう。

実際、遠く離れたところであっても、電波を飛ばすようなやり方ではなく、瞬時に情報を送れる可能性や、過去のデータに影響を与える(=次元を超える)ことができる可能性などもあることから、量子に関する研究はコンピュータだけではなく、宇宙開発や医療など様々な分野で進められています。

人間の認識を超えているものは実証しようがない

よく「科学的根拠がない」「医学的データがない」などといった意見を耳にします。

しかし、科学的根拠がないことが、間違っていることでは決してない、ということの有名なエピソードに、地球が動いているという地動説を唱えたことにより裁判にかけられ、終身刑を言い渡されたガリレオガリレイの歴史などがあります。

医学においてもこれはしかりで、たとえば顕微鏡がなかった時代には、細菌やウィルスの存在を知ることが出来ず、病気は何かの霊に取りつかれたからだと、呪術などが当たり前だった時代もありました。

いずれも「科学技術が追い付いていない」ことによるもので、科学技術が必ずしも、最先端であるとは限らず、またそれによって証明されていないことは、正しくないとしてしまう群集心理が、いかに危ういものかという観点も忘れてはいけないと思います。

子どもの発達デザイン研究所ではこうした観点から、可能な限り科学的根拠に照らし合わせながらも、科学的根拠がないものにおいても「たしかに役立ったもの」「たしかに効果のあるもの」を、積極的に取り入れるようにしています。

本記事は、弊社にご協力して下さっている大学教授陣・企業・クリニックなどに適宜取材しながら、極力偏りなく、また出来る範囲で科学的に記載するよう努めております。しかしながら日々、情報が刷新される中で不備が生じる可能性もございます。何卒ご容赦くださいますようお願い申し上げます。

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