1. HOME
  2. ブログ
  3. 国語脳
  4. 【国語脳】読み解く力とは?文章や相手の意図を理解する力の育て方
記事

国語脳

【国語脳】読み解く力とは?文章や相手の意図を理解する力の育て方

子どもの国語力というと、「文章問題を解く力」や「読解テクニック」を思い浮かべる方も多いかもしれません。
しかし、本質的な読み解く力とは、単に文章の答えを探す力ではありません。

文章に書かれている情報を正しく理解し、その背景にある意図や本質を捉える力です。
国語脳では、この「情報を受け取り、整理し、深く理解する力」を読み解く力と考えています。

読み解く力とは、文章だけを読む力ではない

読み解く力が必要になる場面は、国語の授業だけではありません。

日常生活でも、

・相手が何を伝えたいのか理解する
・状況を正しく把握する
・相手の立場や気持ちを考える
・必要な情報を選び取る

といった場面で常に使われています。
例えば、友達から、

「今日はちょっと疲れた」

と言われた時。表面的には「疲れている」という情報だけですが、

「学校で何かあったのかな」
「嫌なことがあったのかな」
「ただ休みたいだけなのかな」

と背景を考えることで、相手をより深く理解することができます。
これも読み解く力の一つです。

「書いてあること」から「書かれていないこと」を考える

文章には、すべての情報が直接書かれているわけではありません。

作者がなぜその言葉を選んだのか。
なぜその出来事を取り上げたのか。
登場人物は本当は何を感じていたのか。

こうした表面には表れていない部分を考えることで、文章の理解は深まります。
例えば、

「彼は黙って部屋を出ていった」

という一文があった時、

「部屋を出た」

という事実だけを見るのではなく、

「怒っていたのか」
「悲しかったのか」
「考える時間が必要だったのか」

と、その背景を想像することが大切です。

読み解く力が低下すると「わからない」が起こる

文章を読む時、人はただ文字を追っているわけではありません。

言葉の意味を理解し、
情報を整理し、
過去の経験や知識と結びつけ、

自分の中で意味を作っています。そのため、

「文章は読めているのに内容が理解できない」
「問題文の意味を取り違える」
「相手の説明がうまく理解できない」

ということが起こります。
これは単純に知識不足だけが原因ではありません。
情報を整理し、意味を組み立てる力が十分に育っていない場合にも起こります。

家庭でできる読み解く力の育て方

読み解く力の基礎は、日常の中で「相手が何を伝えたいのか」を考える習慣を持つことから始まります。
例えば、子どもが、

「友達の機嫌が悪かった」

と話した時。

「その子は何を嫌だと思ったのかな?」
「本当は何を伝えたかったのかな?」
「言葉に出ていない気持ちは何だったと思う?」

と考えることで、表面に見えている出来事だけではなく、その背景にある意味を読み取る力が育ちます。

また、文章を読む時も、ただ内容を覚えるだけではなく、

「この文章で一番伝えたいことは何か」
「なぜこの言葉を使ったのか」
「書いた人は何を感じていたのか」

を考えることが重要です。
そういう意味では、受験問題集を解くことは大変おすすめです。

試験に出る問題は、明確な根拠が文中にある上に解答解説がついているので、ただ自分の主観だけで読書するのに比べると、大変良いトレーニングになります。

読み解く力は、すべての学びの土台になる

読み解く力は、国語だけに必要な力ではありません。

相手の言葉の奥にある意図や背景を理解し、本質を捉える力です。

この力が育つことで、国語の文章理解だけでなく、人とのコミュニケーションや社会で起こる出来事を理解する力にもつながっていきます。
ㅤㅤ

こちらで紹介しきれない詳細を、著書『子どもの“わからない”を“わかる!”に変える「国語脳」の作り方』にまとめています。ぜひご一読ください。
本記事は、子どもの発達デザイン研究所の5,500件以上の対応実績をもとにまとめています。
「国語脳」は、生化学と教育を融合した、代表・倉澤けい提唱の教育理論です。

ㅤㅤ
倉澤けい提唱「国語脳」について

関連記事