1. HOME
  2. ブログ
  3. 国語脳
  4. 【国語脳】受験合格への道②|3歳までの腸と油で決まる発達
記事

国語脳

【国語脳】受験合格への道②|3歳までの腸と油で決まる発達

子どもの学力や本質的な思考力「国語脳」をぐんぐん伸ばしていくためには、乳幼児期における脳の健やかな発達が絶対的な土台となります。
今回は、乳幼児期の脳を守り、その後の豊かな学びへと繋げるために、今すぐ実践できる5つの生化学的アプローチをお伝えします。

1. 清潔すぎる環境のリスクと「3歳までの腸内環境」

人間の脳と腸は、自律神経やホルモンを介して密接に影響し合っています。

赤ちゃんは生まれる時に母親の産道から菌をもらい受け、泥遊びをしたり、完璧に洗いすぎていない生の野菜に触れたり、周囲の環境と触れ合うことで、多様な細菌を体に取り込んでいきます。

この「腸内細菌の多様性」こそが、脳の発達を健やかに保つシステムです。

特定の菌に偏ったり、多様性が失われたりすると、重度のアレルギー、情緒の不安定さ、理解力や社会性の欠如(特にASD傾向)を招くことが近年の研究で明らかになっています。

3歳で脳のベースが固定される

腸内細菌叢(フローラ)のバランスは、およそ3歳までにほぼ決定してしまい、それ以降に根本から変えることは難しいといわれています。

乳幼児期に「過剰な除菌」にこだわったり、必要以上に「抗生物質」を多用したりすることは、子どもの腸内細菌、ひいては脳の発達に深刻な悪影響を与えます。
適度に土や自然に触れさせ、菌と共生する環境を作ってあげてください。

科学的エビデンス:腸内細菌が初期の脳を育てる

無菌マウスの実験では、成長とともに攻撃性が増すことが確認されていますが、脳の成長初期に腸内細菌を導入すると正常な行動に戻ることが分かっています。

また、腸内細菌が作る「酪酸(短鎖脂肪酸)」が、脳の記憶や思考を司る海馬・前頭葉において、神経細胞の成長を促す物質(BDNF)を増加させることも実証されています。

2. 神経伝達をスムーズにする「オメガ3脂肪酸」

乳幼児期の脳にどの脂質(油)を与えるかで、神経伝達のスピードや脳の炎症リスクが劇的に変わります。

海外の研究では、ADHDの症状を示すラットにオメガ3系脂肪酸(DHA、EPA、α-リノレン酸)を豊富に摂取させたところ、脳内の神経伝達がスムーズになり、多動や不注意といった症状が大幅に改善されたというデータがあります。

現代の食生活は、外食や市販の惣菜、お菓子に含まれる「オメガ6脂肪酸」に溢れています。
オメガ6の過剰摂取は体内で慢性的な「炎症」を引き起こし、子どもの集中力を奪い、だるさやアレルギーの原因となります。

賢い油の摂り方

大型の魚を避け、小魚やクリルオイルを選ぶ:海洋汚染の影響で大型魚には水銀などのリスクがあります。汚染の少ない海の小魚をまるごと摂るか、安全なサプリメントでオメガ3を補給するのが現実的です。

生のオイルを日常に:α-リノレン酸を多く含む「アマニ油」や「えごま油」を、おにぎりやスープにさっとかけて生で摂取させてください。

加熱にはオリーブオイルを:加熱調理をするときは、酸化に強いオリーブオイル(オメガ9)を少量使い、油の使い回しや高温での揚げ物は極力避けましょう。

3. 乳製品(カゼイン)と小麦(グルテン)への警戒

良かれと思って与えている牛乳やパンが、子どもの脳に「麻薬」のような影響を与えている可能性があります。

日本人は遺伝的に、乳製品に含まれるカゼインや、小麦に含まれるグルテンというタンパク質をうまく分解できない人が多いといわれています。

未分解のまま腸に残ったこれらのタンパク質は腸壁を傷つけ、やがて血液に漏れ出して脳の防衛線(血液脳関門)を通過します。
すると、脳内でモルヒネなどの麻薬物質に酷似した成分(カソモルフィン/グルテオモルフィン)に変わります。

これが、パンや乳製品に強い「中毒性(もっと食べたい!という異常な執着)」を生み出し、脳の神経を狂わせ、イライラや多動、発達障害に似た症状を引き起こす原因になると考えられています。

置き換えのアイデア

これらは食べた直後ではなく、数日〜2週間ほど経ってから不調が出る「遅延型アレルギー」であることが多いため、原因だと気づけないことがほとんどです。

粉ミルク・離乳食

乳製品由来ではないもの、またはライスミルク、アーモンドミルク、オーツ麦ミルクへの置き換えがおすすめです。

主食とおやつ

パンやうどんを避け、日本人が古来より慣れ親しんできた「お米(米粉)」をベースにした食事に切り替えましょう。

4. カビ菌を爆発させる「糖類の過剰摂取」

砂糖やブドウ糖などの甘いお菓子は、子どものエネルギー源になる一方で、腸内のカンジダ菌(カビ・真菌の仲間)の格好のエサになります。

糖類によって腸内でカンジダ菌が異常増殖すると、菌糸が腸の粘膜を突き破り、腸に無数の微細な穴を開けてしまいます。これが「リーキーガット症候群」です。

穴から未消化のタンパク質や毒素が血管に漏れ出すことで、脳に慢性的な炎症が起こり、ASDやADHDなどの症状、激しい不安感、気分の浮き沈み、学習能力の大幅な低下を招きます。

さらにカンジダ菌が吐き出す「アセトアルデヒド」という毒素は、慢性の頭痛や激しい疲労感、パニックを引き起こします。

おやつ=甘いお菓子」の常識を捨てる

市販のお菓子だけでなく、白米やパン、市販のドレッシング、さらには品種改良で甘くなりすぎた果物にも大量の糖質が含まれています。

「おやつをあげないとかわいそう」という大人の思い込みで甘いものを与え続けることは、結果として子どもの本来の才能の芽を摘むことになりかねません。

幼児期のおやつは「第4の食事」です。
小魚、ナッツ類、玄米のおにぎり、ひまわりやかぼちゃの種、ヘンプシードなど、不足しがちな栄養を補う時間として定義し直しましょう。

どうしても甘みが必要な場合は、メープルシロップやココナッツシュガー、デーツを少量使うのが賢明です。

5. 市販のパンに潜む「イーストフード」の罠

パンを膨らませるために使われるパン酵母(イースト)や、そのエサとなる添加物「イーストフード」にも注意が必要です。

酵母はカンジダ菌と同じ真菌(カビ)の仲間であるため、これらが腸内のカンジダ菌をさらに大増殖させる引き金になります。

糖質とイーストフードがダブルで含まれる市販の菓子パンや惣菜パンは、子どもの脳と腸にとって最も避けたい食品の一つです。
パンを食べる際は、イースト不使用のものや、自家製の米粉パンなどを選ぶ工夫が必要です。
ㅤㅤ

こちらで紹介しきれない詳細を、著書『子どもの“わからない”を“わかる!”に変える「国語脳」の作り方』にまとめています。ぜひご一読ください。
本記事は、子どもの発達デザイン研究所の5,500件以上の対応実績をもとにまとめています。
「国語脳」は、生化学と教育を融合した、代表・倉澤けい提唱の教育理論です。

ㅤㅤ
倉澤けい提唱「国語脳」について

 

関連記事