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発達と生化学

【発達と生化学】オメガ3と油で変わる子どもの脳と慢性炎症

お子さまの発達障害症状に悩み、当研究所にご相談くださったあるお父様が、お子さまの劇的な変化(※下部記載)のみならず、ご自身の体調まで同時に回復したことに深く驚かれました。

一見、子どもの発達特性と父親の体調不良は無関係に見えるかもしれません。
しかし、身体のメカニズムは全く同じです。そこには、私たちの細胞レベルで起きている「3つの真実」があります。

薬で治らなかった不調が、なぜ日々の食事(油と小麦の見直し)で改善していくのか。その生化学的な根拠を紐解きます。

1. 細胞膜が送る「お知らせ(炎症)」の暴走

私たちの体を作る数十兆個の「細胞膜」は、単なる細胞の壁ではなく、周囲と情報をやり取りする重要な伝言板の役割を果たしています。

細胞は、必要に応じて自分の細胞膜の一部を切り出し、加工して近隣の細胞へ「体の危機」を知らせます。この伝言物質を「脂質メディエーター」と呼びます。

オメガ6(リノール酸などの一般的な油)

「炎症・痛み・発熱」を引き起こし、身体に戦いの準備をさせる(お知らせ開始の合図)

オメガ3(EPA・DHA・α-リノレン酸など)

「戦い終了!撤収!」の合図を出し、速やかに炎症を鎮める(鎮静化の合図)

細胞膜は私たちが口にした油の脂肪酸バランスでそのまま作られます。
つまり、現代人に多い「オメガ6過多・オメガ3不足」の食生活では、体内が「戦いの合図」ばかりで満たされ、火事(炎症)がいつまでも収束しない状態に陥ってしまうのです。

2. 「薬」では根本解決しなかった理由

病院で処方される抗炎症薬などは、この「炎症を引き起こす物質」の生産ラインを一時的にストップさせるものです。
しかし、本来「炎症が起きること」自体は、身体にとって自然な治癒のスタートです。

炎症が起きることでその部位への血流が増え、現場に「材料(栄養)」と「作業員(白血球)」が集まり、壊れた細胞を修復できるからです。

薬で中途半端に炎症のスイッチだけを抑え続けると、身体の修復現場は「治したいけれど治しきれない」という「慢性炎症」の状態に固定されてしまいます。

オメガ3を正しく摂取し、身体の炎症というプロセスを中途半端に止めず、最後まで「完結・お片付け」させてあげることが、細胞を健康な状態へ戻すための唯一の道なのです。

3. 腸の門番をパニックにする小麦(グルテン)の鎖

油と並んで脳の働きに直結するのが「小麦(グルテン)」の影響です。

現代の小麦は非常に消化しづらい構造に品種改良されており、人間の消化酵素では分解しきれない「10〜33個のアミノ酸がつながった巨大な鎖」のまま腸に届いてしまいます。

この未消化の巨大な鎖が腸の粘膜細胞に触れると、「ゾヌリン」というタンパク質が過剰に分泌されます。
ゾヌリンは、普段は固く閉じている腸壁のゲート(タイトジャンクション)を無理やりこじ開けてしまう働きがあります。

ゲートが開く
本来通してはいけない未消化のグルテンや毒素が血管へ漏れ出す(リーキーガット症候群)

免疫の暴走
血液に侵入した異物を免疫が「敵」と見なし、全身で激しい攻撃(炎症)が起きる

脳への波及
この炎症が全身を巡り、皮膚疾患や各部の痛み、そしてメンタルの不安定さや理解力低下・発達特性の悪化へと繋がっていくのです。

成績不振や理解力の悩みも「脳の慢性炎症」が原因

発達特性の症状だけでなく、一見関係なさそうな「成績不振」や「理解力の低下」に悩むお子さまが、小麦を控え、油(オメガ3)を変えることで劇的にパフォーマンスを上げることが多いのは、この「脳と全身の火事(慢性炎症)」がピタッと鎮まるからです。

最新の研究でも、発達障害の症状の背景には、脳内の免疫細胞(ミクログリア)の慢性的な炎症が深く関わっている可能性が指摘されています。

もちろん、お子さまの状態によっては個別の別の対策を組み合わせる必要があります。
しかし、まずは「体を作っている細胞の材料(油)」と「栄養を取り込む入り口(腸)」を整えること。これが、お子さまが本来持っている可能性を根底から引き出すための、最もパワフルな生化学的土台となります。

5,500件の実績から生まれた親子の変化

受講前のお子さまの様子(ADHDの強い多動性)

じっと座っていられない、学校での脱走、暴言が止まらない。お父様が学校の様子を見に行き、涙が出るほど絶句する状態。

食事改善を実行して2年後〜現在

薬に頼ることなくADHDの多動性はほとんど見られなくなり、なんと特別支援学級から普通学級への進級を果たしました。

お父様からのお言葉

コンサルを受けた時に言われた『2年後大きく変わる』という意味が、今ひしひしとわかるようになりました。
倉澤さんに連絡してから3年以上経ちますが、『早ければ早いほうが良い』という言葉は身に染みています。

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この素晴らしい変化の軌跡と、ご家族で不調を乗り越えた具体的なプロセスは、お父様ご自身の手によって書籍として出版されています。
ぜひ合わせてご一読ください。
お父様のご著書はこちら

こちらで紹介しきれない詳細を、著書『子どもの“わからない”を“わかる!”に変える「国語脳」の作り方』にまとめています。ぜひご一読ください。
本記事は、子どもの発達デザイン研究所の5,500件以上の対応実績をもとにまとめています。
「国語脳」は、生化学と教育を融合した、代表・倉澤けい提唱の教育理論です。

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倉澤けい提唱「国語脳」について

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